『厄介ものを宝に変えるプロジェクト~地域資源としての竹の利活用を探る~』
11月16日(土)、蔵の郷土館 斎理屋敷にて第10期 2回目授業を行いました。
ホームルームでは校歌斉唱、教頭先生の挨拶、能登半島支援活動の報告、生徒会活動の報告、また、講師デビューとなった安部教頭から高畠熱中小での授業の報告をしてもらいました。
最近のホームルームでは、報告事項もたくさん増え、それだけ丸森復興分校の生徒会活動も幅が広がったのだなと感じております。
1時間目は、中畑義巳先生による授業。
中畑先生は地元講師としての登壇。
丸森町に拠点を置く「NPO法人あぶくまの里山を守る会」の理事・事務局長としてご活躍されております。
丸森町の抱える課題の一つに放置竹林の問題があります。今でも丸森名物の1つとなっているたけのこですが、かつてはたけのこを生産・販売することで生計を立てていた農家も多く、人と竹林の関係はしっかりと手入れするという形で保たれていました。しかし、外国産の安いたけのこの輸入や、担い手となる農家さんの高齢化などが重なり、手入れが行き届かなくなってしまった竹林が丸森町内には数多くあります。
そんな放置竹林の整備、そして間伐した竹を活用する方法を実践しているのが里山の会の皆さんです。
厄介ものを地域の宝として活用するため、現在取り組んでいる活動3つについて紹介してもらい、地元丸森にある身近な問題としての竹林を考えるとても良い機会になりました。
2時間目は、先月に続きワークショップの時間。
今回は、あぶくまの里山を守る会さんが各地で実施している竹あかりワークショップを実施。大きさもデザインも様々ある中から、これだと思うものを選び、生徒それぞれ思い思いに竹灯篭制作を行いました。
出来上がった作品はどれも個性派のものばかり。
今回制作した竹灯篭は、熱中小丸森のワークショップ企画実施担当でもあり、書道家でもある沖澤鈴夏さんが来月行う個展会場に展示されることになっております。
どんな展示になるか今から楽しみです。
中畑先生、里山の会の皆様、貴重な体験を本当にありがとうございました。
次回は12月21日(土)、宮永真幸先生と山寺純先生のお二人をお呼びしての授業です。
次回授業もお楽しみに!
※最後にお知らせ
あぶくまの里山を守る会では、毎月第3日曜日に阿武隈川沿いの竹林誠意活動を行っています。
詳細は里山の会のFacebookページをご覧ください。
竹林整備にもぜひご参加ください!
https://www.facebook.com/abukumanosatoyama/?locale=ja_JP