第10期 6回目 10期最後の授業

「『虫の世界と人の世界』~見えない世界を知ると世界は変わる~」
「年度末ふりかえりワークショップ」

3月15日(土)、不動尊クラインガルテンにて第10期6回目授業を行いました。
ホームルームでは、校歌斉唱、校長先生の挨拶、まきりか先生のミュージカル観覧報告、事務局からは「のと熱中授業」開講・丸森復興分校第11期の募集お知らせなどがありました。

1時間目は、神崎亮平先生による「『虫の世界と人の世界』~見えない世界を知ると世界は変わる~」の授業。
地球上には180万種類もの生物が生息しますが、人はわずかに1種類。なんと昆虫は100万種類も存在するとのこと。
昆虫は人が感じることのできない、見えない世界を知っています。昆虫を通して見えない世界のあることを知ることで、私たちが普段感じている環境の世界は変わるのだということを体感しました。
〝一瞬の時間は生物にとって異なる〟ミツバチは1秒間に250回羽ばたきます。
時間、感覚、大きさは全ての生物が異なっていて、それぞれに違った意味がある。そんな言葉が印象的でした。
昆虫の匂いを検出する力、探索能力を利用した「昆虫操作型ロボット」、特定の匂いを検査し探索する「センサ昆虫」など、昆虫の能力を使い様々なものを開発されている神崎先生。先生は、昆虫の細胞をつかったミクロな世界での研究をされつつも、自然科学や哲学・芸術など様々な分野を融合させるといった事業にも関わっておられました。
世界は多様であることに加えて、個性の大切さや、自分だけではなく他のすべてのものが大切であり、関係(縁)によって、生かされていることを改めて学ぶことができた授業でした。

2時間目は、第9期・第10期を合わせた年度末の振り返りワークショップを行いました。
まずはフリーに動き回ってペアをつくり、自分が配られたカードに書いてある質問を相手にしてみます。相手のカードの質問に自分も答えて、最後はカードを交換!
それを色々な仲間とチェンジしながら今年を振り返るというものでした。
続いてそれを元に個人ワーク。どんなことが印象的だったか、今後どんなことに挑戦したいかなどを書き出してみます。
最後はみんなの前で、「今年は〇〇やる宣言!」を発表。
仲間の多様な意見を聞きながら、自分の思いを言葉にする機会になれていたら幸いです。

神崎先生、貴重なお話をいただきありがとうございました!
そして今年度も、参加される皆さんのご協力によりスムーズな授業運営を行うことができました。日頃からのご協力ありがとうございます。

最後は、第10期最後の授業ということで、卒業式・終業式を実施。
今回は卒業生が欠席だったため、代理での卒業証書授与となりました。

また、冨田校長先生が今期をもって校長を退任されることになりました。冨田校長には約2年間、丸森復興分校の校長としてご活躍いただきました。
2年間、本当にありがとうございました。
今後も丸森復興分校では、阿武隈急行線に関する地域活動も続けてまいりますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

来月からは早くも第11期がスタートします。
4月19日(土)、蔵の郷土館齋理屋敷にて開催いたします!
次期最初の講師は、亘理町で活動するNPO法人わたりグリーンベルト代表理事の東聖史先生です!お楽しみに!

タイトルとURLをコピーしました